「痔で悩まないために」
仁寿堂医院 島 嘉昭医師 
 
 現在、痔で悩んでいる人は二十人に一人、過去に悩んだことのある人は三人に一人でかなり多い病気です。

 発熱と激痛と腫れを伴い肛門の周囲に膿汁の出る穴が開く痔瘻、疼痛と出血、そして脱肛を来たす痔核など、毎日毎日排便の際に苦痛を感じることのないように上手におしりのケアをいたしましょう。

 では、痔の危険度チェックをしてみましょう。


朝食を摂らない
食物繊維が不足がち
トイレを我慢することが多い
強いストレスを感じる
生活が不規則
アルコール量が多い
排便時強く力む
トイレが長い(五分以上)
便を完全に出しきろうとする
10 妊娠・出産を経験
11 毎日風呂に入らない
12 長時間同じ姿勢でいる

以上の中で思い当たる項目が0〜二個安全圏、三〜五やや危険、六〜危険。安全圏外の人は生活習慣を改善しようと努力されては如何でしょうか。

 最後に便秘と下痢がおしりの最大の敵です。便秘の人で考えていただきたいのは便秘薬と下剤は違うということです。便秘の人が下剤を服用して下痢を起こすということは便秘で弱っているおしりを下痢でさらに攻撃することになります。

 便秘は便秘薬で時間をかけて微妙に調節して、日に一回適当な硬さの便が力まずに出せるように医師と相談しながら、快食快便でさわやかになるよう努めましょう。

 おしりが少し変だと思ったら、出来るだけ早期に医師の診察を受け、早期に対処すれば手術をせずに済むことが多いものです。
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