「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」
鈴木整形外科 鈴木 国夫医師 
 
骨粗鬆症とは、長年の生活習慣などにより、骨の量が減ってスカスカになり、骨折を起こしやすくなっている状態、又は骨折をおこしてしまった状態のことをいいます。
日本は世界一の長寿国となり、特に女性は80歳後半です。しかし、高齢化社会となって、寝たきりの人々も増えています。その原因の第1位は脳卒中、第2位が老衰、第3位が骨粗鬆症による骨折です。いくら長生きしても寝たきりでは意味がありません。骨粗鬆症にならないためには、どうすれば良いのでしょうか。
私たちの骨は18歳頃をピークに、年と共に骨量が少しずつ減っていきます。骨の構造が弱くなって、その結果として骨折をおこしやすい状態となります。骨量の減少は、おもに骨のカルシウムの減少でもたらされるのです。したがって、カルシウムの摂取はとても重要なことなのです。

骨粗鬆症の予防には、カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品を取ることが大切です。骨粗鬆を含めた生活習慣病は、長年の食生活の偏りが大きな原因で、毎日の食事をバランスよく摂ることがすべての病気を予防する基本であります。

現在の日本人は、ほとんどの栄養素を十分に摂っていますが、唯一カルシウムだけが所要量に達していません。カルシウムを多く含む食品は、乳製品(カルシウムの吸収率が一番良い)、骨ごと食べられる小魚、大豆製品、野菜、海藻類、ビタミンDを多く含む魚など、淡路でも沢山摂れるものばかりなのですが、淡路でも骨粗鬆症による骨折の人々が多くなっています。
少し転んだだけで、手首、肩、股関節、背骨などの骨折が簡単におこります。そんなことにならないよう、日頃からの予防と検診などを受けてください。
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